水戸学通信 Vol.12

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こんにちは。水戸学ゼミナール塾長の高浜です。

今月のテーマ

『毎年11月の実力テストの点数は下がる人が多い』

ということについてお伝えしたいと思います。

あっ、ちなみに中学3年生の話になります。

タイトルにあるように毎年、11月前後に行われる学校の実力テストの点数が下がる生徒が多いというデータがあります。なぜ、多いのかというと、この時期から入試本番レベルの内容になるからなんです。だから、そのレベルに達していない人は下がる傾向にあります。

今まで順調に点数を積み上げてきたのに、ここにきて下がってしまって落ち込む生徒がいますが、毎年の多くの生徒の傾向なので、そんなに落ち込むことはありません。

むしろ、大事なのはその点数に下がってしまったことで、「もう無理」と思って諦めてしまうのか、「これが本番のレベルなのか!」と思って軌道修正をするのかで、その先大きな差になってきます。そうです。これは試されているんですね!ふるいにかけられているのです。

ドラゴンボールの悟空は自分より強い敵が出てくると、「ちょっとやべーな!でもオラの悪い癖でこんな時になぜかわくわくしっちまうんだよ」というシーンが何度かあると思います。このように悪い状況でも上を見ていく悟空は最終的にはとんでもない強さを手に入れているわけです。

だから、ここで踏ん張って頑張った人は飛躍しています!!なぜそんなことが言えるのかというと、次の法則があるからなんです。

 

 ■■■ジャンプの法則■■■

ジャンプの法則って知っていますか?少年ジャンプではありませんよ(笑)背伸びをしても手が届かない所にほしいものがあった時、次に人はジャンプをすると思います。

そのジャンプです(笑)

本題に入ります。ジャンプの動作の一連の流れを想像してみて下さい。まず、一度沈みます。そして、そこから踏ん張って力を込めて上に向かって飛びあがります。そうすることでほしいものに手が届くわけです。

だから、今この時期に点数が下がったというのは、ジャンプで言うと一度沈む動作になり、その後は飛躍するサインだってことなんです。

ただ、今以上に身を沈めてしまうと踏ん張りがきかなくなり、下まで落ちてしまいます。だから、今は踏ん張りどころでもあるということが言えます。

 

 ■この時期、まだ諦める必要は無し!!

毎年、この時期から結構本格的に勉強をし始める人はいます。

そして、志望校の県立合格を勝ち取っている人は案外たくさんいます。

受かる子たちの共通点は、『出来ない理由を探さない』『どうやったら出来るか』をいつも考え、周りのせいにすることなく、行動(勉強)をしています。そして、「自分だったら受かるっしょ!」ぐらいの感じで、楽天家な人が多いようです。

逆に、落ちてしまう子たちの共通点は、『出来ない理由ばかりを探す』ことをし、周りのせいにし、結果的に行動をしないことなんです。そして、「落ちたらどうしよう…」とまだ来ていない未来を一生懸命心配するだけで、現実を変えいようとしない人が多いようです。

この時期から頑張って100点以上上げている人は結構います。だから、マイナスのことを考える暇があるんだったら、そんな時間はもったいないので、まず、勉強です!最後まで諦めずに頑張ってもらいたいと思います。



この時期にやるべき勉強【中3】

この時期になると、焦って新たに買った問題集に手を出したりするのは、正直アウトです。それまでにやってきた問題集を最後まで出来ない人が、新しい問題集を買って出来るかというと、結局途中でやめてしまう人が多く、むしろすべてが中途半端になるだけなので、意味がありません。まずは今までやってきた問題集をしっかりと終わらせることです。終わらせるというのは、ただやるのではなく、出来るようにするということです。理・社のいっとうくんで言えば、全部100点にするということです。100点にするプロセスはどんな方法でもいいです。

そして、今までやった実力テスト及び学力テスト(塾)の復習を100点取れるまで徹底的に行って下さい。そして、過去問演習です。これだけでオッケイです。



 ■この時期に志望校を下げるのはアウト!!

この時期は学校で三者面談もあり、本格的に志望校を決めていく時期になると思います。

人は感情に左右されて生きる生き物です。この時期に志望校を下げるということは、気持ちが切れることを意味しています。

気持ちが切れるとどうなるか、下げた志望校も大体落ちる傾向にあります。なぜ、下げたのにそこも落ちるの?と疑問に思いませんか?


次の事を想像してみて下さい。

あなたは崖から今にも落ちそうになっています。

崖の端にかろうじて両腕でぶら下がっている状態になっています。ここで落ちたら間違いなく死んでしまうような状況の中で、全体重を支えている指の力は段々となくなっていきます。もし、ここで気持ちが切れてしまったら、もう終わりです。

そして、一度気持ちが切れてしまって指が離れてしまったら、後は一番下まで落ちてしまいます。途中で落ちたくないと思って、岩の引っ掛かりに指を掛けて落下を防ごうとしても、落ちる勢いに耐えられずそのまま最後まで落ちてしまうのはわかると思います。

これと志望校を下げる感覚は同じなんです。

一度切れた気持ちをまた元に戻そうと思っても人は戻せません。戻せる人は相当強いメンタルの持ち主です。

 ■親のアドバイスは良い意味でも悪い意味でも効果絶大

この時期になると、志望校について話をされるご家庭は増えてきます。この時に親御さんが良かれと思って言った一言で、その子の気持ちが切れてしまうということは、よくあります。

以前、県立の水戸二校を中学1年生から目指していた子が、この時期にお母さんと話をしていて

お母さん「中々点数が上がらないんなら、そんなに無理をしないで私立にしたらいいんじゃない」

その瞬間に、その子の中で気持ちが一気にプッツンと切れ、結果的に頑張るのが面倒臭いが勝ってしまい、県立を受験することなく、早々と私立高校に進学したお子さんがいました。

これが良いとか悪いということはないのですが、私としては子供に頑張らない選択をさせてしまったことが非常に残念で仕方ありませんでした。それまでその子と色々なコミュニケーションを図りながら、気持ちを盛り上げて何とか最後までやり抜いてもらいたいと思って一緒にやってきたのに、親御さんのたった「私立でいいんじゃない」の一言でそれまでの積み重ねが一瞬にして崩れ落ちていくの見たときに、親御さんの影響力のすごさを実感した瞬間でした。

たったあ母さんが言った一言が、まだまだ可能性があったその子の目標を潰してしまったことがありました。

私立は県立に行けなかったときのための保険で、高校に行けないということはありません。だから、安心して頑張っていいんです。

●●●冬期講習のお知らせ●●●

■講習期間 12月24日~2022年1月9日

      ● 10日間(中3)

※県立入試過去問を使いますので、各自ご用意をお願い致します。

● 5日間(1・2年生)

      ※今までの総復習になるので、普段使っているテキストをご用意ください。

冬期講習の予定表は別紙にてお知らせいたします。

通常19時からの授業は、冬期講習とは別に通常通り行います。



冬期講習後、中3は総合福祉会館にて集中して勉強が出来る環境を用意しました。(13時ー17時)その後はまた塾に戻って勉強をしていく形になります。

●●●学力テストの実施について●●●

■日程 12月11日(土)  ●中3 15:00~17:50 ●中1・2 9:40~12:00

■科目 英数国の3教科

※部活などによってテストが受けられない方は、事前にお伝えください。日程調整をして別の日に受講していただきます。

事前にお休みの連絡がない場合は、テスト用紙をお渡ししますので、各々で行って提出してください。

●●●保護者面談について●●●

前回もお伝えしたように12月中(冬休みに入る前まで)に、中学3年生の保護者の方と面談を行います。

ご都合の良い日をお伝えください。

平日・土曜日は午前10時~午後14時ぐらいまで

日曜日は午前10時~

面談時間は15分~30分程度となります。

●●●授業の休み及び塾の冬休みについて●●●

■授業のお休み

令和3年12月27日(月)

塾長の都合で1日だけ授業をお休みを取らせていただきたいと思います。1年生の数学の授業は後日に振替させていただきます。



■塾の冬休み

・令和4年1月1日~1月3日(中3)※令和3年12月31日は19時で終わりになります。

・令和3年12月31日~1月5日(中1・2年)

 

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