学童通信 2026.6月号

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親が我が子に期待を寄せることは、親心として至極自然なことです。しかし、その期待は子供にとってプラスの原動力になる一方で、時には刃となってマイナスの効果をもたらすこともあります。

例えば、テストで良い点数を取ったとき、親は「期待に応えてくれた」と喜び、子供を褒めるでしょう。一見すると微笑ましい光景ですが、実は「結果」だけを褒めることは逆効果になりやすく、子供の自己肯定感をどんどん下げてしまう原因になります。

なぜなら、テストの点数はどれだけ頑張っても必ずしも良い結果に繋がるとは限らないからです。結果ばかりを褒められると、子供は「良い点数を取らないと自分には価値がない」「親に愛されない」という恐怖を抱くようになります。そして、親の期待に対して「今の自分はまだまだ達していない」と自覚したとき、「自分はダメな子なんだ」と自己肯定感を大きく低下させてしまうのです。

一方で、結果ではなく「行動したこと(プロセス)」に対して褒めると、子供はどんどん主体的に動く子になります。「机に向かって勉強した」「毎日宿題をやり遂げた」といった行動は、結果とは違って、誰にでも自分の意志でできることだからです。行動そのものを認められることで、子供は結果に怯えることなく、揺るぎない自己肯定感を育むことができます。

逆に、結果偏重の期待によって自己肯定感が下がってしまうと、子供の心や行動に深刻なマイナスの影響を及ぼします。自分に自信が持てなくなると、周囲に対して過度に萎縮したり、自己主張ができなくなったりします。その結果、周囲の標的にされやすくなり、「イジメられる子」になってしまうというのも、自己肯定感が下がったことで現れる弊害の一つと言えるのではないでしょうか。

親の期待や「結果だけの称賛」が、かえって子供の自己肯定感を削り、生きづらさへと追い込んでしまう——。だからこそ、親は結果ではなく、子供が自ら起こした「行動」に目を向け、応援していく姿勢が求められます。

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