日本人はもともと争いを好まない民族とされています。たとえば、縄文時代(約1万年以上続いた)については、大規模な戦争や集団抗争を示す痕跡はほとんど見つかっていません。また、江戸時代(約260年)には、幕府の定期的な巡察役は数十名にすぎず、岡っ引きなどを含めても数百名程度と言われています。いずれも、治安が非常に良好だったことを示すものです。
当時、欧米列強が次々とアジア各地を植民地化していたなかで、日本だけがその対象から外れることができました。なぜ争いを好まない日本が強国として振る舞えたのか――その核心を探ります。
GHQが注目した「団結する心と精神力」
占領期(1945〜1952年)、連合国軍総司令部(GHQ)は日本文化を詳細に分析し、次のような改革を進めました。
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教育制度の抜本的改革
戦前までの「国体の忠実」や国家神道の教えを廃し、民主主義・個人の尊重を掲げる新学習指導要領へと移行。 -
家父長制の見直しと家制度解体
民法改正で家長の絶対権を弱め、戸主制度を廃止。男女平等・核家族化を促進しました。 -
礼儀・道徳、武士道精神の形骸化
「義」「忠義」など戦前の美徳を戦意高揚と結びつけていたとして抑制し、「和」の精神すら形式的なものに変えられました。
これらはすべて、日本人の強さの源泉とされた「集団的連帯力」を弱める狙いがありました。
武士道の七つの徳目
武士道は戦い方を教えるものではなく、「どう生きるか」を示す哲学でした。かつては子供から大人まで、以下の心を学んでいました。
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義:正しい道を貫く
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勇:恐れずに行動する力
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仁:思いやりと優しさ
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礼:相手を敬い、美しく振る舞うこと
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誠:嘘をつかない真心
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名誉:自分に誇りを持って生きる
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忠義:信じたものを守る気概
日本人は、正面からぶつかるのではなく「ぶつからずに勝つ知恵」を持ち、静かに、しかし深く連帯して大きな変化を起こします。この“和の力”は目立たない一方で非常に強力でした。
また、食生活にもその強さの秘密が隠れています。昔の日本人は玄米や麦飯、季節の野菜、海藻、豆腐や納豆といった大豆製品を中心にした質素な食事をとり、常に腹八分目を守っていました。「食べ過ぎ」という発想すらなかったほどです。シンプルながら栄養バランスに優れたこの食生活こそが、日本人の底力を支えていたのです。
江戸から京都まで3~4日で走ってしまう飛脚
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