受験勉強もしつつ、3年生の授業の内容も平行してやっていかなければなりません。そして、引退するまでは部活も続きます。
覚悟を決めて取り掛かってください!
■入試の各教科の配点を把握する
茨城県の入試で見ていきましょう。
受験勉強に入る準備をしよう!
受験勉強期間中のやるべき勉強の大枠を把握する
各科目でやることはそれぞれ違いはありますが、大きく分けると下の3つになります。
1.基礎(1・2年の復習)
2.3年生の内容
3.実力テスト及び過去問の復習
まずは全体像を把握し、そして各教科細かい勉強法にそれぞれ落とし込んでいきます。
各科目の特性を知る
どの科目が勉強したらすぐに得点につながりやすいのか?
それは、暗記科目と言われている理科・社会です。
確かに覚えるのは大変かもしれませんが、覚えてしまえば、それがそのまま得点になります。
だから、実は5科目の中で理科・社会は得点源の科目になります。
逆に勉強してもすぐに得点につながらない科目は、そうです。
数学、英語、国語になります。
例えば、数学で言えば、公式を丸暗記しただけでは解けません。公式を覚えてその活用方法をしっかりと繰り返し覚えなければ得点にはつながらないんです。
よく言われるのが、本気で数学の便用を初めて結果として出てくるのは、大体3か月後と言われています。
だから、この3科目については、結構勉強したはずのに全然点数にならなかったとしても心配しないでください。3か月後に向けて焦らず続けていきましょう。
得意・不得意を把握する
自分の得意科目、不得意科目をまずは知ろう。
得意科目は放っておいてもできるし、得意科目はやれと言われなくても勝手にやるので、特に説明はしません。
逆に苦手科目の攻略をどうするかで、受験を制することができるかどうかが決まります。
テストで各問題を解く時の状態を大きく分類すると、次のように表すことができます。
- 覚えている
- 忘れた
- 知らない
このどれかに該当するはずです。これで自分の置かれている状況を把握します。
「①覚えていた」が多い人は、勉強量が十分に足りているので引き続きそのまま勉強を継続すればオッケーです。
「②忘れた」が多い場合は、勉強はしているけど、詰め切れていないので今の勉強量で詰め切る努力をするか、勉強時間を延ばすかを考える必要があります。
「③知らない」が多い場合は、明らかに勉強量が足らなすぎることを意味します。
ここで注意があります。得点の善し悪しは頭の良し悪しに全く関係ありません。得点の善し悪しは、勉強量の多い少ないによる場合がほとんどです。
勉強しているのに点数が伸びない
テストの点数は勉強量に比例すると言いましたが、勉強をしているのに得点が伸びないという時があります。
その原因についてお伝えしていきます。
ここからは勉強をしているのに点数が上がらないという人に向けてのお話になりますので、勉強をそもそもしていない人はまず勉強をして下さい。
■定期テストと実力テスト
中学3年生になると実力テストは志望校を決めていく大切なテストになってきます。毎回受けるテストの点数によって行ける高校が一般的に定まっていきます。
さて、定期テストは比較的簡単に点数が取れるのに、実力テストになるとなかなか点数が取れないという人は、案外多いと思います。ではなぜ実力テストになると点数が取れなくなるのか?
それは、単純に出題範囲の広さの違いになります。
例えば、これまで習ってきたことを”A・B・C・D・E”という風に5分割にしたとき、定期テストの範囲は狭いので、例えば”E”がテスト範囲だったらEだけをやれば良いわけです。しかし、実力テストになると範囲が広く、これまでやってきたA~Eになります。そうなると、日頃から復習をやっていなければなかなか点数を上げることは難しくなるということがわかると思います。
よくありがちなんですが、「実力テストは難しい」という人がいますが、難しいのではなく、やっていないだけなんです。実際に1問1問の難易度を見ると、基礎がしっかりできていれば余裕で解けてしまうような問題ばかりです。中には難しい問題もありますが、それはほとんどの子が出来ないので、そこを心配するのはナンセンスで、それよりもほとんどの人が出来るような問題を落さないようにすることが一番大事になってきます。
1年間の勉強配分
夏休みまで:基礎固めの徹底
夏休み期間:苦手分野の把握と克服
夏休み以降:基礎復習
11月~:私立過去問
何が違うのか?どういった特徴があるのかを以下に説明していきたいと思います。
出題範囲は1年生から3年生までの全範囲
定期テストは事前に〇〇ページから〇〇ページまでと言った範囲指定があり、その範囲も広範囲ではないため、覚える量も暗記が得意な人では1日2日で覚えられてしまう場合もあります。そして、テストも一度やったことがある問題が出題されたりするので、比較的簡単に得点することができます。
それに比べて、入試問題は1年生~3年生までの全範囲になります。問題のほとんどが初見になるので、丸暗記していても得点にはなりません。
基礎の徹底
記憶に定着させる期間が全然違う
定期テストは1週間ぐらいの期間に詰め込んで覚えます。そして、終わったらすぐに忘れてしまいます。しかし、受験勉強においてはテストはだいぶ先の話になります。それまでに忘れてしまい
実力テストの復習は絶対にやる
実力テスト(地域によっては言い方が異なるので、定期的に学校で行う高校受験に向けてのテスト)は必ず復習をするようにしましょう。時期を見計らってもう一度同じテストを自分で実施し100点が取れるまで繰り返します。ただ、数学や英語などについては、解法を丸暗記するのではなく、考え方を理解し、『こういった場面ではこういった考え方が使える』といったように考え方を覚えることが大切です。そして、似たような問題が出たときは必ず解けるようにしておくということです。また、理科・社会においては、出来なかったところはまだ覚えていなかったということが確認できたので、まずは覚えます。そして、出来なかったところの周辺も一緒にしっかりと覚えて、その分野をカバーすることが大切です。
基礎勉強と学校の実力テストの復習を併用してやることが全範囲を網羅出来るコツ
出来るようにするためには、何回も何回お繰り返し繰り返し行うことが必須になります。初めのうちは基礎勉強は最初から順番にやることになると思います。しかし、初めからやっていくと、進めていくと最初にやったところを忘れてしまいます。せっかく覚えたのに忘れてしまうのはとてもやる気をそぐ原因になると思います。
1冊を完璧にする
テキストの使い方は参考書として使う。参考書として使う際、どの辺に何が書いてあるかが一発で分かる状態まで使いまくる。
数学を出来るようにする上で、まず大事なのは計算力になります。計算力とは確実に計算問題が解けるということと計算スピードがはやいという2つが金備わっている状態を言います。
計算力がない人は、得点源である計算問題で間違えるといったことになります。
もう一つは、計算力がある人は、先が見通せることが言えます。どういうことかというと、応用問題などで自分で式を組み立てたときに解答を