水戸学通信 Vol.10

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緊急事態宣言が解除され、ようやく学校へ行けるようになり、子を持つお親としては、ホッとしています。

とは言え、完全な終息を迎えたわけではないので、これまでと同じように感染防止対策は講じていきたいと思います。

なんで勉強しているのに点数が上がらないの?

今まで全く勉強をしてこなかった子が、いざ本気で勉強をし始めても、なかなか点数につながらない時があります。

あれだけ勉強したのに、点数が上がらないと、自分は頭が悪いんじゃないかとレッテルを自ら貼りたくなります。そして、勉強をやっても点数が全然上がらなければ、やる気をなくしてしまうのもわかります。



しかし、そこは踏ん張らないといけない時なんです。それでも踏ん張って勉強することで必ずその状態を乗り越えることができます。

後もう少しだったのに、抜けられる直前で諦めてしまう子がいっぱいいます。これはとても残念なことですよね…。

■では、なぜ、勉強をしたのにもかかわらず点数が上がらないといったことが起こるのでしょうか?

それは、勉強をし始めた子たちの勉強は、「点の勉強」だからなんです。最初は点の勉強になってしまうのは仕方ないことなんです。用語の意味がうろ覚えだったり、公式だったりがあいまいでちゃんと理解できていないと、解法を丸暗記するような形になってしまいます。こういった子に多いのが、”全く同じ問題”かテストで出れば出来るといった感じです。

そう、こういった勉強法は定期テストでは通用します。しかし、実力テストとなると通用しなくなってきます。



実力テストの点数が上がらなくても、継続してやり続けていくと、うろ覚えだったのが、しっかり頭に定着し、また経験値が増えていくので、点と点が線に段々となっていきます。そうすると、初見の問題でも出来るようになっていきます。この点が線になるのは、人によって個人差はありますが、2カ月後3か月後に現れてくる子が多い感じでしょうか。

■点が線になるためには何をすればいいのでしょうか?

こうすれば、点が線になるといった魔法のような方法論はありませんが、先ほども申し上げたようにやり続けることで、色々なことが一気につながり始める瞬間がきます。それは感覚的なもので体験した人にしかわからないかもしれません。

受験生の子たちの間でも変化が!

最近、受験生たちの間で意識が変わってきたようです。さすがにこの時期ということもあるのか、受験勉強に対する向き合い方が変わってきました。とても良い傾向だなと思ってみています。



しかし、ここで意識しなければならないことがあります。頑張り始める(変化をしようとする)と、変化前の状態に戻ろうとする強力な力が働くということです。



これを”引き戻しの法則”といいます。



引き戻しの法則とは、変化をしようとすると、からなず物理的に変化を妨げるような出来事や、変化に対する不安を感じるような精神状態になったりします。特に人生にとって大きな変化を起こそうとするときこそ、手を変え、品を変えて、変化を阻止しよとするのです。

例えば、すごく身近なところで言うと、勉強をしようとすると、「面倒くさい」「やる気が出ない」「ねむい」といったことだったり、真剣に勉強しているのにも関わらず、友だちから話しかけられたり(普通は真剣にやっているんだから声をかけることはないはずなのに…)、現実逃避というもそうです。それまでマンガなんて読もうとしてなかったのに、突然読みたくなって、結局全巻読んでしまったとか(笑)

こういったことが起きたら、変化をしようとしていたんだと思って下さい。そして、「引き戻しの法則」が働いている!!と思って下さい。そうやって意識していくと、段々と変化に順応できる体質に変わっていきます。

学力テストのお知らせ

■中学3年生

日時:10月9日(土) 15:00~

■中学1・2年生

日時:10月16日(土)9:00~

事前に「Bepal」という学力テスト専用の予習冊子を渡していますので、それをしっかりやり点数アップをはかりましょう!!



※当日テストを受けられない場合は事前にお申し付けください。日があれば振替を行います。正当な理由がない場合は、振替の受付はできかねますこと、ご了承ください。

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