学童通信 2月号

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こんにちは。

中高生はこの時期は受験シーズで追い込みの時期となっています。うちに来ている塾生の子たちも私立受験は終わりましたが、県立受験に向けて追い込みをかけています。

今回も学童通信を配信します!

捉え方を変えると起こる現実が変わる

人には色々な価値観があります。だから、目の前で起こっている出来事は、人それぞれであり、また、その人にとっての正解であり、他の人からしたら正解ではないということがあります。すなわち、目の前で起こっている現実には、正解はないということが言えます。だから、自分の価値観と異なることを言う人がいた場合、それを真っ向から否定するのは、違うということが言えると思います。むしろ、「そういう考え方があるんだ」と思えれば、それを受け入れることが出来き、価値観の幅が広がるということが言えると思います。

以前、経済的に大成功を収められている方とお会いしたときに、その方は人を絶対に否定することをしませんでした。また、人の悪口も一切言いませんでした。自分よりはるかに経済的に劣っているような人に対しても深々とお辞儀をしてきて、握手をしたときは、握っている手以外の手も添えて握手をしてくれました。その時にわたしは思いました。「なんて器のでかい方なんだ」器がでかいというのは、まさに色々な人の価値観を否定せず、そして受け入れ続けてきた結果なのかなと、その時私は思いました。

器の小さい人は、価値観の幅が狭いため、いちいち反応してしまう傾向があります。これも「あってる」「あってない」というのはありませんが、でもそういった方を見ると、生きづらさを私は感じてしまいます。

喧嘩は、結局価値観の相違から始まることが多いと思います。どちらかが上記のような対応をしたら、喧嘩って絶対に起こることはありません。喧嘩の始まりはやはり、相手の悪口だったりすると思います。悪口を言われ、そのまま受け取ってしまったら悪口はマイナスになるので、頭にくると思います。そして相手を負かそうとして言い返したら、後戻りが出来なくなり、「おおごと」になるかもしれません。しかし、マイナスとしてではなくプラスに捉えることが出来れば、争いが起こりません。このように、捉え方を変えなければ喧嘩になっていたところ、プラスに捉えることが出来れば、喧嘩は起きないという風に、現実は変わります。もちろん、最初に仕掛ける側がそのようなことをしなければ、そもそも起こらない喧嘩なんですが…(;^_^A

私も普段から捉え方を変えるということを意識しています。

よく子供たちは何かあると口癖のように「キモイ」という言います。

私にも言ってくることがあります(笑)しかもしつこいんです(笑)

その子にしてみれば、もしかしたらキモイと言って、相手を落ち込ませたいと思っているのかもしれません。または、自分の優位性を確保したいと思っているかもしれません。そもそもその行為自体はいいことではありませんが…。

私はあえて、それを受け入れるということをしています。もし、私がキモイをマイナスの意味でそのまま捉えたら、私自身いい気分がしませんし、それに対して怒ったら、ものすごく険悪な空気が出来てしまいます。だから、私はあえて「ありがとう」というようにしているんです。そうしたら、人って暖簾に腕押しで相手にダメージがないと思うと、それ以上言わなくなるんですね(笑)。また、私自身、嫌な気分も軽減されるし、怒ることがないので、険悪な空気にはなりません。

まさに平和的解決策ですよね!

大学入試の現実

まだ先の話と思うかもしれませんが、大学入試がセンター試験から共通テストに変わって何が変わったかということです。

センター試験までは、「知識」「技能」が求められていました。これは暗記中心として、解き方の技術を覚えてしまえば、ある程度の点数は取れていました。しかし、共通テストに変わり、「知識」「技能」に「思考力」「判断力」「表現力」の3つが求められるようになりました。だから、去年は平均点が10点以上下がりました。

思考力・判断力・表現力はどのように身につけるか?

それは「読書」になります。

大学受験直前になってヤバいと思い、読書を始めたとしても後の祭りで、そう簡単に身につけることが出来ません。

今年の国語の語彙数は25000字と過去最高の文字数だったそうです。これは400字詰めの原稿用紙60枚分に相当します。この量を80分で解かなければいけないのです。普段から読書をする習慣のない人は、「知識」「技能」を100%身につけても太刀打ちできないような試験になっています。英語も6500単語と過去最高の単語数になりました。日本語を知らなければ英語の単語を覚えることが出来ません。この現実を知った上で、我々の時代には通用した「知識」「技能」だけを今から一生懸命やらせても、今以降の大学入試には通用しません。うちの学童に通ってくれている子たちには、どんな状況に転んでも対応できるような状態を今から身につけて行ってもらいたいと思います。

長文でしたが、最後までお読みいただきありがとうございました!

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